園芸

園芸 · 23日 6月 2021
フェニックスロベレニー
我家のキッチンの窓の前にある「フェニックスロベレニー」の花が咲きました。雌雄異株でオスの花は上に向きメスの花は下に向くと言われているので多分雄株でしょう。「フェニックスロベレニー」、通称「ロベ」は、東南アジア原産のヤシ科の常緑低木です。高さは2~4mでヤシとしては小型のものです。光沢のある緑色の葉が直立した幹から広がり、観葉植物として人気が高く、成木は鉢物に、切葉は生け花や花束の添え葉として用いられています。 八丈島には大正10年、日本ではじめて雌雄一対のロベの株が導入されました。八丈島の温暖な気候や土壌がロベの生育に適していたため植え付けが進み、昭和30年代になるとロベの需要は急増しました。八丈島は、様々な観葉植物の園芸が盛んですが、ロベはその中でも最も生産量が多く年間約10億円の生産高があります。また八丈島の「ロベ」は国内の市場をほぼ独占しています。島の園芸の中心地中之郷の郵便局は、「ロベ」の配送で小包取扱量全国一を記録したこともあります。中之郷には、八丈島の「ロベ」の原木と「ロベ」が八丈島の産業に大いに貢献したことを感謝する「ロベ感謝の碑」があります。
園芸 · 13日 6月 2021
あしたば
3月末に我が家の畑に苗で植えた「あしたば」が元気に育っています。 「あしたば」は、別名「八丈草」とも言われるセリ科の多年草で、「今日新芽を摘んでも、翌日にはまた新しい芽が出てくる」といわれるほど生命力が強いことがその名の由来とされています。 ミネラルやビタミン等、栄養素が豊富でそのうちのβ-カロテンは、体内では皮膚や粘膜の健康を維持し、また抗酸化作用や免疫賦活作用もあると言われています。 八丈島で「あしたば」は、郷土の食材として様々な料理に使います。特に油との相性が良く、カラッと揚げた天ぷらは絶品です。また抹茶状にしたものを蕎麦やうどんに練りこんで使いますが近頃はチーズケーキやソフトクリーム、生八ッ橋など様々なスイーツにも使われています。 我家の畑では、カタツムリとハムシの食害が酷く、キュウリとメロン、スイカは全滅しました。「あしたば」は、畑の日当たりの悪いところに植えてあるのですが、無農薬でも食害がなく順調に育っています。「あしたば」は、柔らかい新芽を食用にします。しかし苗を植えた年に新芽を取ると花が咲いて枯れてしまいます。我が家の「あしたば」を食べられるのは、来春以降です。
園芸 · 19日 5月 2021
モンステラ
我が家のキッチンの東向きの窓を開けると石垣に生えているモンステラが一年中見えます。 南国を感じさせる風景で結構気に入っています。 ちなみに南向きの窓からは三原山が見えるのですが今日は霧(雲?)の中です。 モンステラは熱帯アメリカ原産のサトイモ科の植物でラテン語で怪物という意味があります。 八丈島にいつ頃もちこまれたのかは定かではありませんが島内のあちらこちらに自生しています。 モンステラは、葉や茎、根を切ったときに出る汁にシュウ酸ナトリウムという劇物が含まれていて、皮膚につくとかぶれます。 モンステラの果実にもシュウ酸ナトリウムが含まれているのですが食用にできるそうです。 私は食べたことがないのですがパイナップルとバナナを混ぜたような味がして、多く食べると舌や喉がただれることがあるそうです。 また果実は、完熟するまでに1~2年かかるともいわれています。 身近にあっても謎だらけの植物です。 モンステラのことだけではなく、八丈島の動植物について八丈島植物園のビジターセンターの学芸員に聞きたいことがたくさんあるのですが現在はコロナ禍のため休館中です。
園芸 · 13日 5月 2021
ハイビスカス
5月に入って、八丈島ではハイビスカスが咲き始めました。我が家の玄関横のハイビスカスも毎日花を付けています。 茨城ではあまりなじみのないハイビスカス。近所の方に教えていただきながら育てています。 冬に剪定すると花芽が多くつくそうなので7本あったハイビスカスを全て90㎝の高さに切りそろえました。 肥料も冬場に1回と花が咲いてからは毎週少しづつ与えるようにしました。 隣地の住宅建設に伴いハイビスカスを2本切り倒すことになったので、枝を30㎝ほどに切って、20本ほど挿し木にしてみました。今のところ半分以上は根付いているようです。
園芸 · 13日 5月 2021
家庭菜園
一カ月かけて裏庭に4m×15mの畑をつくりました。 50年以上前に溶岩の上に薄く客土した畑でこの数年間は耕した形跡がなく、建物とジャングル?に囲まれているので日当たりも悪い畑です。 鍬で耕すと溶岩に当たり、腕は痺れ、刃先は欠け、その上有機物が少ないために一週間で土が固くしまってしまいました。 牛糞入りの土壌改良材をモノタロウから仕入れてすきこみました。 手前からスイカ、メロン、エダマメ、ピーマン、ミニトマト、キュウリ、アシタバが植えてあります。 このうちスイカ、メロン、ピーマン、ミニトマトの苗は、都立八丈高校園芸科の生徒が栽培したものを購入しました。 八丈島では野菜の苗は、農協に少し置いてある程度なので入手に苦労します。 雑草の伸びもすごく、1-2月でも草刈りは毎月、今は毎週やっても追いつきません。 カタツムリの食害にも驚かされました。ポットで育てたミニヒマワリの苗72株を花壇に植えたところ一週間でほとんど食べられてしまいました。 カタツムリ恐るべし!